2013年5月18日土曜日

驚きのショートノーズ

先日の木村杯で見せてもらった機体たちの傾向は、今の私の機体よりも機首が短いことでした。

そこで、ノーズの長さによる返りの違いを確認してみることにしました。

これです。

ノーマルノーズ(ロングノーズ) 
長さ:主翼前縁から70mm


ショートノーズ 
長さ:主翼前縁から45mm

短時間で作るためにバルサ胴にしました。
(それでも思い立ってから2週間かかってしまいました。)

全体のバランスはこんな感じです。

ノーマルノーズ(ロングノーズ)



ショートノーズ



随分と雰囲気が変わります。「鼻づまり」みたい。
水平尾翼がやたらに大きく見えてしまいます。

気になっていたのは質量がどれくらい増えるかということ。
ロングノーズは、紙製胴とほぼ同じに仕上がりました。バランス調整後のショートノーズの方はロングノーズよりも1.4gも重くなりました。
手で持ってみても明らかに違いが違いが分かります。「ズシッ」とくる感じが掌に伝わります。
(こんなに重くて飛ぶんだろうか。。。)



作ってみるとすぐに飛ばしたくなるもので、さっそくいつもの飛行場へ。
今日は風が弱い時間が早朝のみだったので、眠い目をこすって出発。
(布団から這い出て10分後には車に乗っていました。我ながら素早い。)





ロングノーズは期待通り、いつものとおりの上昇、返り、滑空をしてくれます。
特に返りが悪い感じもしません。(INSPIREに比較してWIZARDは比較的返りは良好)
見慣れた飛行シーンです。

ある程度飛ばしたところで、胴体をショートノーズに変更。

やっぱり、ちょっと重いかな?
沈下率は少しだけショートノーズの方が大きいようなきがします。




が、しかし、、、


「返り」は抜群でした。驚くほどにきれいなターンを見せてくれます。



高度ロスはほとんど感じられず、返り後も十分なスピードを残しています。

この凄さは、失投ぎみの時に最も感じられます。テンプラになりかけの姿勢からもそれなりに返ってくれます。
胴体損傷のリスクが少し減ったのではないかと思います。

重くなることで沈下率は少し悪化するようですが、全体的なポテンシャルは上がったような気もします。(感覚的なものですが。)


恐るべし、ショートノーズ!
重くなることだけがどうしても引っ掛かりますが。。。



実際に紙胴で作るときにはノーズの長さはどうしようかな?
5mmだけ伸ばそうかな?
いやいや、今回の実験と同じ方が良いかな?
でも、重くなるし。。。

これを考えるだけで、来週一週間の会社生活は楽しく過ごせると思います。







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